臨済宗妙心寺派元管長 山田無文自筆掛軸『寿山萬丈高』（共箱）

お茶席でとても重宝する文句「寿山萬丈高」。白隠禅師を思わせる堂々と勢いのある筆勢で「寿」を画面全体に「山萬丈高」を添えて揮毫されております。おめでたい文句ですので、様々なお茶会に季節を問わず使用できます。共箱は蓋裏に『花園太室叟』として印が捺されております。近くで観察しないと判別できませんが、1ｍｍ位の小さなシミ(墨の散った跡？)があります＊写真⑪⑫。 高さ124㎝　横56㎝（表装を含む） 共箱。紙本。塗軸。 『寿山萬丈高』 【読み】 じゅざんばんしょうたかし 【意味】 寿山 … めでたい年、また、長寿のたとえ。 萬丈 … きわめて高いこと。一丈（一尺の十倍）の万倍の意から。 元来中国において皇帝の長寿と高徳を称える際に使われた表現。正月や慶事にしばしば用いられる。 ▢山田無文（やまだむもん） 明治33年(1900)～昭和63年(1988) 臨済僧。明治33年7月16日生まれ。河口慧海(えかい)に師事し、のち臨済宗大(現花園大)にまなぶ。天竜寺の雲水をへて昭和24年妙心寺霊雲院住持,花園大学長。53年妙心寺派管長。平易な説法で知られ、戦没者慰霊などにも尽力。昭和63年12月24日死去。88歳。愛知県出身。俗名は長次郎。号は太室,通仙洞。著作に「むもん法話集」など。 【格言など】おおいなるものに抱かれあることをけさ吹く風の涼しさに知る(病中の開悟) 【参考文献】 茶席の禅語辞典　淡交社 #自分だけの茶道具を持ってみませんか #茶道具 #掛軸 #茶掛 #山田無文 #茶会 #御軸 #床の間 #茶室 #茶道 #裏千家 #表千家 #淡交会 #古美術 #山田無文 #妙心寺 #京都 #和 #年中 #瀟酒 #古美術

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