小堀遠州三百五十年大遠諱記念 小堀遠州の茶会・遠州の観た茶入 図録二冊組セット

1996年5月11日~6月9日小堀遠州没後三百五十年記念の特別展が、根津美術館と五島美術館で同時に、小堀遠州顕彰会と日本経済新聞社の協力を得て、四者の共同主催で開催されました根津美術館の「小堀遠州の茶会」展では四百会余りの遠州茶会記から、遠州の茶の湯の変遷を知ることができるよう、遠州21歳の青年期の茶会から68歳の最晩年の茶会まで十回を選び、これらの茶会に使用した道具の組み合せの再現に努めました「綺麗さび」として知られる遠州の世界の一面をうかがうものとして、新たな理解に役立つものと存じます五島美術館の「遠州の観た茶入」展の出品作品はできる限り、遠州の所持したもの、命銘したものなど、遠州の眼にかなった茶入を主眼にしました同時につとに知られている、いわゆる「窯分け」に従い、「何々手」と呼ぶ各種のタイプを多く集めることに努力いたしました。今回のように、5点の唐物、94点の瀬戸茶入、遠州の指導があった高取焼をはじめとする諸窯の茶入、いわゆる「国焼」茶入22点、合計121点を、同時に目の当たりにすることができるのは、空前絶後のことでしょうサイズ　25.8×21.3(二冊とも)茶会　211ページ茶入　219ページ匤つき　匤 26.1×21.6×3.5表紙の角に少々のスレがあります(写真9)が、ほかは目立った傷、汚れは見あたらず概ね良好な状態です

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